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映像デジタル配信に貢献するDWDM光トランシーバ

進化した光トランシーバが通信インフラコストを削減します。

ケーブルサービス事業は、現在、投資および運用コストの削減を求められているなかで、加入者用通信容量増大を要求されています。この状況はMSO(Multi Systems Operator: CATV事業者のこと)に、対応する新規の技術とネットワーク構成の導入を促していますが、ここで最も注目されているのが、 Remote-PHY (R-PHY; Remote Physical Layer) 技術です。この技術を利用した方式においては、現在広く敷設されているHFC(Hybrid fiber-coaxial )において、データ配信を従来のQAM式デジタル信号あるいはアナログRF信号で行わず、DWDM(Dense Wavelength Division Multiplex: 高密度多波長光伝送)を利用したデジタル信号 にて行います。

Figure 1: Cable Labs Remote-PHY architecture

R-PHYのコンセプトは、従来、局舎内HE(Head End)機器に搭載されている物理層およびリンク層の信号処理機能を、Fiber末端のNode(ケーブルノード)に移し機能分散することです。 この機能分散により、ヘッドエンドに設置必要な機器の数を大幅に低減します。

Figure 2: Current vs Remote-PHY architecture

局舎内にスペースができるため、一つのHEが担当できる加入者数を増大できます。またHEからNodeまでをDWDM光伝送をとることにより伝送距離が延びるため、カバーできる地域を広げることができます。また、複数のHEを連結することが容易となり、MSOにとって、大幅な運用コスト削減をもたらします。さらに DWDMにて光波長合流分岐装置(add/drop) を用いることにより、HFC網における光ファイバーの効率的利用が可能となります。各PHY機能を持たされた各NodeはHEに比べて大幅に少ない加入者を担当するため、各加入者にサービス提供できる通信容量を増大させることが可能で、より進化したサービスを提供できます。

 

Figure 3: Remote-PHY technology enables Head End consolidation

OE Solutionsは、MSOやケーブル業界向けに長年、λ=1.55um, 1.31um帯光トランシーバのみならず、DWDM、CWDM(Couse WDM:中密度他波長光伝送)用の光トランシーバを提供してきました。さらに現在、I-Temp +技術(85℃以上の使用環境にも耐える技術)により、OE Solutionsは高温地域(砂漠州など)でもケーブルノードの展開を可能にし、より厳しい熱要件を持つ機器の使用を可能にしております。

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